2023.02.24

おいしさの秘密【デンマークチーズケーキ】

観音屋の顔でもあるロングセラー商品。

デンマークチーズケーキ

ふんわりスポンジの上に、黄金色に輝くデンマーク産チーズ。オーブントースターで温めると、チーズがとろ~りとろけると同時に、焼き立て特有の芳醇な香りがふわっと広がります。チーズがスポンジ生地にじゅわっと染み込めば、塩味と甘みのハーモニーを奏でてえも言われぬおいしさに。
これぞ、観音屋の奥義「デンマークチーズケーキ」。誕生からおよそ50年たった今でも、色褪せることのない“観音屋のレジェンド”として幅広い世代に人気を集めています。誕生当時は、チーズケーキ自体がまだまだ珍しく、ケーキのような、パンのような。生菓子のような、焼き菓子のような、すべてをいいとこ取りをようなルックス&味わいがたちまち話題になりました。では、なぜ観音屋の先代は“焼いてのびーる”不思議なチーズケーキを開発しようと思ったのでしょうか?

デンマーク産チーズとの出会いがすべての始まり。

デンマークチーズケーキ

遡ること約50年前。チーズが好きだった先代が、チーズを使った洋菓子を製品化しようと世界中のチーズケーキを食べ比べ、デンマーク産のチーズのおいしさに衝撃を受けたのがデンマークチーズケーキの始まりです。
先代は、デンマーク産チーズを軸に、製品化に向けて研究を進めました。洋菓子が現在のように一般的でなかった当時、土台の生地となり得るものといえばマドレーヌかパイくらい。何度も試作や改良を繰り返した結果、焼いてとろけたチーズが染み込む、少し粗めのスポンジ生地がおいしいと考えたのです。また、チーズ特有のコクや風味を大事にしながらも、後味はすっきりと味わえるようにオリジナルの配合にもこだわりました。
以来およそ50年、変わることのない伝統の味をお届けして、今日に至ります。新たに名物を開発しないのか? というご質問を受けますが、答えは“NO”。デンマークチーズケーキに自信があるからこそ、これからも“一本勝負”を貫き通します。

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