デンマークのスタンダードに触れる「クラシックスペース」。

解放感と守られ感、両方を叶えるスペース。

大昔の人類が大自然に身をさらして過ごしていたからでしょうか? 敵からの攻撃を受ける心配が少ない「隅っこ」という場所にはいまでも不思議と安心感があります。だからこそ、店内のもっとも奥に位置する「クラシックスペース」は、「なんだか落ち着く」と人気の場所なのです。  

奥まった場所にありながらも、明るく解放感が感じられるのは、大きなガラス張りの窓によるもの。外とのつながりによる伸びやかさと、自分だけの世界に入り込める守られ感が、ちょうどいい居心地を生んでいます。

スレンダーなフォルムに隠れた快適性。

デンマーク産の生チーズメニューを召し上がっていただくのにふさわしい一脚を…と選んだのが、建築家のアルネ・ヤコブセンがフリッツ・ハンセン社と共同開発したセブンチェアです。同チェアがデザインされたのが1955年。それから70年近くたった今でも人気を集める理由は、無駄のないソリッドなデザインであること。ミニマルで軽やか。シャープなのにやわらかい。360度どこから見ても非の打ち所のない美しさを誇る点にあります。

その美しさには高いインテリア性が感じられ、モダンからクラシックまでさまざまなインテリアスタイルにマッチ。シンプルで計算されたデザインだからこそ、個性豊かなインテリアが集結するグランフロント店の空間にも、しっくりなじんでくれるのです。

人の体に沿った構造で、どんな人にもやさしくフィット。

座った瞬間に、私になじんでくれるみたい。セブンチェアに腰を掛けた人の多くが、そのようなコメントを残すと言われています。

それは、左右に大きく広がった背もたれと背から座面へ向かうカーブが、背面を包み込むようにホールドしてくるから。さらに9層のベニヤで構成される成形合板のシェルは、体に合わせてほどよくしなる柔軟性を持ち合わせているので、長時間座っていても疲れにくく、シームレスな座り心地となっています。

スペース名の「クラシック」は、クラシック(定番)とラシック(私らしさ)の造語。一人ひとりに呼応するようになじむ、クラシックな一脚を表現したスペースになっています。

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